意志力を磨き、習慣化させる実践的方法論 [スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル]
スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)を読みました。この著者の本はどれも根拠となる研究結果が示されていて、それが意志力の実験というコーナーで紹介されています。意志力の実験には「あれ?」と思うものもあります(著者自身もそう言っています)なので、そういったものは省いて紹介します。
うまくいったときでも、そうでないときも自己観察が重要というのが、この本で随所に述べられていると感じましたね。
方法だけ知りたいという方もいると思うので、このブログではエッセンスだけ抽出してメモします(あくまで自分用のメモだけど)
<以下メモ>
・意志力とは、やる力、やらない力、望む力の3つを駆使して磨かれる
#望む力とは、肝心なときに重要なモチベーションを思い出す力
・誘惑に負けそうなもう一人の自分に名前をつける
#自己認識重要
・選択した瞬間を振り返る。成功したとき、失敗したとき、事前に用意できたことは何か
・意志力を高める、ストレスを発散する方法。瞑想、エクササイズ、睡眠、食事、友人や家族、信仰やスピリチュアルな集まり!?、マッサージ、クリエイティブな趣味
・呼吸を遅らせる。心拍変動上昇。毎日やれば意志力向上
・寝転んで、呼吸をゆっくり、顔、手、をぎゅっとして緩める。
・意志力の弱そうな時間帯を探る
・小さなことから一つずつ習慣化すると、その過程で意志力は鍛えられる
・難しい方を選ぶを繰り返す(利き手と逆で飯を食ったり、歯磨きしたり、ドア開けたり)
・やらない力、やる力、自己監視でそれぞれテーマを決めて鍛えてみる
・もうだめだと思ってから人はまだいける(慢性的な疲労と区別)
・望む力。①達成した未来自分はどうなっているか②他の誰の人の利益になるか③徐々に楽になっていく
・自分を褒めると、悪いことをしたくなってしまう。
・しようと考えただけで、した気になってしまう。
・努力を道徳上の良い、悪いで判断するのではなく、自分の目標達成に必要かどうかで決める
#わくわく感を大事に
・自分はどういう言い訳をしているか
・進歩した気になると、自分を甘やかしたくなる
・「目標に対してどれくらい進歩したと思う?」ではなく、「目標に対してどれくらい真剣に努力していますか?」
・なぜ誘惑に負けなかったのか
・いつか得られるはずの報酬を思い描く(預金をした人に、宝くじに当選する可能性を与える、納税をきちんとした人に、抽選で全額キャッシュバック、金魚鉢効果で思いがけない報酬の効果、だれでもceoに)
・自分が気に入ってるものと、習慣化を結びつける
#お気に入りのカフェ、人
・誘惑に負けたとき。少量でも心から味わうようにする。期待値と実際の乖離があるか。
・一番ラクなのは決心をすること、目標を立てること。具体的な努力が必要。
・失敗したときに自分に厳しくしない
・実際の行動をイメージする
・将来失敗したときのことをイメージしてみる
・10分待って将来の報酬にしてしまう
・将来の報酬は割引されてしまう
・意志力の強い人のことを考える
・欲求は受け入れる。行動だけ自制する
・欲求は波。それを乗り過ごすことを考える